平成20年11月1日杖道講習会

杖術継承の略譜


流祖・夢想権之助勝吉はその後、筑前(福岡県福岡市)黒田藩に召抱えられる。黒田藩ではこれを「男業」のひとつとして,足軽・士分・家老の家臣などに学ばせ藩外不出の御留め武術として十数人の師範家に伝承させた。「男業」とは下士・足軽の捕り方の武術を総称して云うもので、内容は杖・捕手・縄。捕手は一角流十手術、縄は一達流捕縄術など、神道夢想流を継ぐものはそれらも継承する事となる。
当初、真道夢想流と称していたが五代原田兵蔵が自身の工夫を加え新當夢想流と改称した。

当流には「宗家」という制度は存在しない。一門の中から棟梁(統)を定める事になっている。下記にそれを記す。

五代原田兵蔵信貞に至り盛大になり、七代永富幸四郎久友は中興の祖と言われている。永富の頃大いに栄え、伝書類の整理が行われた。
寛政8(1796)年に永富幸四郎の門下の大野久作が春吉地区の、小森清兵衛が地行地区の男業師役に任用され、以降明治35(1902)年に統一されるまで二系統にて伝承されることとなった。

以下は神道夢想流杖術の師範(統)継承の系統図です。


  • 小首孫左(右?)衛門吉重(二代)
  • 松崎金右衛門重勝(一角流十手術創始者)(三代)
  • 樋口半右衛門勝信
  • 原田兵蔵信貞(五代)
  • 原志右衛門氏貞
  • 富永幸四郎久友(七代)中興の祖
  • 大野久作友時
  • 小森清兵衛盈章
  • 藤本平吉詮信
  • 永富甚蔵友載
  • 畑江久平則茂
  • 小西文太友諒
  • 渡辺辰助充豊
  • 平野吉蔵能栄(十三代)(十五代…「普及会だより」)
  • 吉川和多留利正
  • 香下只七
  • 濱地清市信敏
  • 加納伊七信利
  • 大隈新八信勝
  • 西田武吉森茂
  • 横田延次尚正
  • 吉村半次郎(二十三代)
  • 白石範次郎重明(二十四代)(二十五代…「普及会だより」
  • 清水 隆次(二十五代)
  • 乙藤春雄(二十六代)
  • 中嶋浅吉(二十七代)
  • 高山 喜六
  • 内田良五郎 (内田良平の父)

その他杖道普及に力添えをしてきた人達。


 編集中(未確認の事項)…杖道会報「普及会だより」の資料参照分も掲載。
乙藤市蔵(二十六代)…(普及会だより)
永富幸四郎久友(七代)中興の祖→ 富永幸四郎久友(七代)中興の祖…野口さんよりご指摘有り